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2017年の十段戦は井山6冠が4戦3勝1敗で余七段を下しタイトルを防衛しました。

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目次

第4局目

対局日 : 2017年4月21日(金)
対局場 : 神奈川県横浜市「横浜ロイヤルパークホテル」
持ち時間: 3時間

白番  : 井山裕太(十段)
黒番  : 余 正麒(七段)

井山6冠の勝利で、タイトル防衛!

十段戦第4戦目は井山裕太6冠の勝利となりました。これで井山6冠の3勝1敗で、十段の防衛となります。井山6冠、おめでとうございます!

何だか、井山、淡々とタイトルを防衛しているような雰囲気です。井山を倒せそうな人物はなかなか見当たりませんねぇ。井山の単独時代はまだまだ続きそうです。

井山が唯一タイトルを失った『名人戦』ですが、現在、井山はリーグ戦で『4-0』の成績となっています。このままいけば、名人戦の挑戦権をものにしそうです。2回目の7冠がやってくるかもしれません。

そういえば、NHK杯も優勝しましたよね、井山は。こういう場合は『8冠』とでも言うんでしょうかね~? う~ん、井山強すぎる。

本因坊戦もまもなく始まります。挑戦者は『本木克弥八段』です。期待の新星ですね。いきなりタイトル奪取は無理だろうと思っていますので・・・・・個人的にはせめて2勝をと期待しています。

また、いよいよ最強のAI『AlphaGo』の再登場です! 世界ランキング1位の中国のカケツとの対局が決定しています。大会日程は5月23日(火)~27日(土)までの5日間。詳しい内容は『AlphaGoVSカケツ』のリンク先にて紹介していますので、参考にしてください。

第3局目

対局日 : 2017年4月6日(木)
対局場 : 長野県大町市「くろよんロイヤルホテル」
持ち時間: 3時間

白番  : 余 正麒(七段)
黒番  : 井山裕太(十段)

余7段が初勝利! これで余7段の3戦1勝2敗に!

余7段が第3戦目にして処理しました。これで1勝2敗です。王座戦の3連敗、今回の十段戦2連敗と5連敗中でしたが、やっと1勝をもぎ取ることに成功しましたね。おめでとうございます!

右辺、井山有利な地帯での戦いでしたが、井山は仕留めきれませんでした。コウ争いとなってしまい、結果、井山が苦しい状況に追い込まれました。以降、井山も色々と粘りましたが、その差を埋めることはできずに投了です。余7段にとっては会心の一局だったと言えるかもしれませんね。

次回、十段戦の第4局目は2週間後の4月21日(金)となります。もしそこでも井山が負けるようなことがあれば、第5局目はその1週間後の4月28日(金)となります。

5月から始まる本因坊戦の挑戦者はまだ決まっていません。最有力は『本木克弥七段』です。6月からの碁聖戦のトーナメントのベスト4にも『本木克弥七段』が残っています。果たしてどうなるのか・・・・・、注目ですね!

第2局目

対局日 : 2017年3月30日(木)
対局場 : 大分宇佐市「宇佐神宮」
持ち時間: 3時間

白番  : 井山裕太(十段)
黒番  : 余 正麒(七段)

井山6冠が2連勝! 十段戦防衛に王手!!

十段戦第2局目は井山6冠が勝利。これで2戦2敗。タイトル防衛に王手となりました。

5番勝負はどうしても短く感じてしまいますね。井山が2連勝してしまい、次勝ったらもう終了です。挑戦者の余7段にはもう少し頑張っていただきたいのですが・・・・・。余7段と言ったら、2016年度の王座戦の挑戦者でもありました。その時は3連敗でタイトルを逃してしまっているんですよね。短期間で2度目の挑戦権。何とか井山に一矢報いて頂きたいものです。

十段戦第3局目は一週間後の4月6日(木)となります。本因坊戦は5月から、碁聖戦は6月からと、ちょっと先になってしまいます。次で十段戦が終わってしまわないことを願いたいところですね。

そういえば、4月にカケツとAlphaGoとの対局があるかもしれないという話が出ていましたが、以降、何も話は出て来ていませんね。昨年度も夏ごろに『2016年内にカケツVSAlphaGo』という話がでていたのに間違いでしたから・・・今回もその部類かもしれません。実現すれば面白いと思うのですが・・・。

第1局目

対局日 : 2017年3月7日(火)
対局場 : 東大阪市「大阪商業大学」
持ち時間: 3時間

白番  : 余 正麒(七段)
黒番  : 井山裕太(十段)

◆結果◆:黒番、井山6冠の中押し勝ち!

十段戦は井山6冠の勝利でスタート!

今年も早いもので3月に入り十段戦が始まりました。出だしは井山6冠の勝利です。さすがですね~。

内容は終始、白の余7段が主導権をもって攻めて行っているように見えましたね。私、途中から白が井山だと勘違いしてしまったくらいですよ。よく頑張っていたと思います。上辺の黒を取ってしまったかに見えましたが、中央の白をうまく囲みましたね。手数負けだと判断したようで、余7段の投了、井山6冠の中押し勝ちです。それでも、余7段は頑張ったな~と思えましたね~。面白かったです。

十段戦第2局目はちょっと飛んで3月30日となります。何だか1戦目が井山勝利だと、ズルズル行って、井山3連勝となりそうで怖い。余7段の頑張りに期待したいところです。

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十段戦の日程、賞金など

第1局 3月7日(火) 東大阪市
「大阪商業大学」
第2局 3月30日(木) 大分宇佐市
「宇佐神宮」
第3局 4月6日(木) 長野県大町市
「くろよんロイヤルホテル」
第4局 4月21日(金) 大阪市北区
「関西総本部」
第5局 4月28日(金) 大阪市中央区
「関西棋院」

(日本棋院、第55期十段戦参照:http://www.nihonkiin.or.jp/match/jyudan/056.html?%E7%AC%AC55%E6%9C%9F

主催   : 産経新聞
賞金   : 700万円
挑戦手合い: 5番勝負
持ち時間 : 3時間、秒読み5分
創設年  : 1961年

十段戦の挑戦者『余正麒七段』をご紹介

3月からの十段戦。挑戦者は余正麒七段です。昨年の王座戦の挑戦者でもあった余七段なわけですから、現在、最も勢いのある棋士の一人と言えるでしょうね。

王座戦の結果は・・・あ~、井山が3連勝で防衛しちゃってますね。井山も昨年は名人戦でまさかの3連敗から3連勝して最後に負けてタイトルを失うというポカをやっちゃっていますが、基本的にはほとんど負けませんからね。なかなか勝つのは難しいところ。

余七段もタイトル戦に関しての経験は前回が初めてのようですから、王座戦の時は多少なりとも緊張があったかもしれません。今回は2度目と言うこともあり、前回に比べれば緊張は薄いものと思われます。

短期間で2度目の挑戦権です。これは、もしかしたらもしかするかもしれませんよ。

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