某サイトにて将棋指しの人が『「囲碁の初段」よりも「将棋で初段」になることの方が難しい』と主張しているのを何度か見かけたことがあります。何を根拠にそう言っているのかな~と、個人的には疑問に感じました。

そこで、ちょっと調べて検討してみました。

スポンサーリンク

『将棋ウォーズ』の初段は?

将棋を無料で指せる『将棋ウォーズ』というサイトがあります。将棋連盟公認のサイトで、ここで初段になれれば『将棋連盟の初段の免状を入手できる』とのこと。実際、何人かから話を聞きますと、ここの初段が『将棋の初段』で間違いなさそうです。

では、『将棋ウォーズの初段以上はどれくらいいるのか?』。これに関して調べている方がいました。

【2018年】将棋ウォーズ棋力分布調査:最も占有率が高い級位は?

この方の調査によりますと『将棋の初段以上は全体の31.4%』ということになります。

スポンサーリンク

『東洋囲碁』の初段は?

囲碁対局サイトの大手『東洋囲碁』は親切にも『段級別会員数』を発表してくれています。

東洋囲碁の段級別会員数

2017年2月時点での情報によりますと・・・・・

『東洋囲碁の初段以上は全体の51.7%』ということになります。

ただ、東洋囲碁と言うのは『韓国系の対局サイト』となります。中で対局している人の多くは『韓国人』です。つまり、このデータは『日本人のデータではない』と言うことになるんですね。

日本の囲碁の初段は?

知人から聞いた情報によりますと『日本棋院はアマチュアの平均棋力は4級と発表したことがある』そうです。日本棋院がそのように発表したと言うことは、日本棋院が運営している『幽玄の間』という対局サイトを参考にしたのだと考えられます。

囲碁の世界において『韓国の平均棋力が初段くらい』であり『日本の平均棋力が4級くらい』ですか。囲碁に対する熱中度合いを考えるなら、日本と韓国にこれくらい差があると言うのは妥当かなと思えますね~。

ですから『日本の囲碁の平均が4級』というのは信ぴょう性が高い話だと思います。

囲碁と将棋の初段はどちらが難しいか?

『囲碁の平均が4級』であるのに対し、将棋の方は先のデータをもとにしますと『将棋の平均は1級』くらいになります。

・囲碁の平均が4級
・将棋の平均が1級

これはつまり『囲碁の方が初段になるのは難しい』と言うことになってくるんですよね。

ただ、囲碁の世界は『1~18級』まで綺麗に分別されていますが、将棋の世界は『1~5級』に集中しています。ですから、『将棋の1級』は囲碁の基準で言うならもっと低い級になってくるのではと思えるんですよね。

こういったことを考えますと、『囲碁と将棋の初段の難易度は、ほとんどかわらない』というのが妥当な考え方のような気もしますが・・・・・どうでしょうね?

囲碁と将棋の段級を比較

(追記2019/02/15)

実は2019年1月9日頃から『将棋ウォーズ』を指し始めました。開始から約一ヶ月とちょっと程度ではありますが、『囲碁と将棋の段級を比較するとどんなものなのか』が大雑把にわかったような気がしましたので表にしてみたいと思います。

野狐囲碁 将棋ウォーズ
9~初段 7~初段
1~4級 1級
5~17級 2~4級
18級 5~30級

将棋ウォーズの最高段位を7段とするとこんな感じかなと思いました。どういった根拠かと言いますと、

◆将棋7~初段
私自身がまだ将棋ウォーズの4級であるため判断つきません。『囲碁初段=将棋初段』と想定しています。

◆将棋1級
将棋ウォーズでは1級以上が全体の50%に相当しますので、『将棋ウォーズの1級』が囲碁で言うところの『1~4級相当』だろうと思います。

◆将棋2~4級
ここは消去法ということで、囲碁で言うところの5~17級であると判断しました。

◆将棋5~30級
将棋ウォーズは30級から開始して、一回勝つごとに級が上昇するようです。どうやら25回勝ったら5級になるみたいですよ。これはもう『30~6級』は存在する意味が無いと思います。『5級』を最低級と言うことにしてよいのではないでしょうかね~。

なお、『ムスイの将棋日記』のようなものを書いています。私が将棋をやった上で感じたことを具体的に書き残しています。興味がありましたらコチラも参考にしてみてください。

初段になれるのは何人?

あくまで個人的な経験と憶測で語らせてもらいますと、囲碁と将棋で初段に到達できるのは以下の人数になると思います。

◆将棋◆

・将棋を始めた人が100人とした場合
・将棋を続ける人は60人
・10年続ける人は20人
・初段以上になっている人は15人

つまり、10年も続ける熱意があればほとんどの人は初段になれるという判断です。

◆囲碁◆

・囲碁を始めた人が100人とした場合
・囲碁を続ける人は10人
・10年続ける人は7人
・初段以上になっている人は3人

囲碁の場合は初心者の壁で脱落する人が圧倒的に多いんです。そして、続けたからと言って初段になれる保証はありません。30年、40年やってるのに弱いままって人は碁会所に結構いますよ。もちろん、ネット囲碁の世界にも。

私のリアルの話をしますと、将棋ユーザーは『初心者にとっては簡単』であるため始める人が多いんです。しかし、10年も続けている人は見たことがありません。『将棋は好きだけど、めったにすることはない』って人がほとんどなんですよ。

対して囲碁の方は『難しいから何をやっているのかわからない』って人が圧倒的に多いんです。初心者の壁をほとんどの人がクリアーできません。そして、この初心者の壁をクリアーしている人の多くは仕事の休み時間に囲碁を打っていたり、仕事帰りに碁会所によったりしているんですよね。そして、何十年も続けているのに初段に届いていないって人も多いんです。

つまり、私の判断は

『将棋は10年続ければ多くの人は初段になれる』
『しかし10年も熱心に続ける人はそんなにいない』
『囲碁は初心者の壁でほとんどの人が挫折する』
『初心者の壁を超えた人の多くは10年以上続ける』
『しかし、10年続けたからと言って初段になれるとは限らない』

私にとっての囲碁と将棋ってのはだいたいこんな感じです。コメントの方でも書きましたが、囲碁の中間層はある程度強いのですが、将棋の中間層(2~4級)は予想以上に下手でした。中間層がこのレベルなのに『段の世界は囲碁よりも将棋の方が上』とか言われてもぜんぜん説得力を感じません。

ま~とりあえず『囲碁の初段』=『将棋の初段』くらいだとしましたが、本音は囲碁の方が初段の難易度は高いだろうなと思っています。

スポンサーリンク

◆お勧め記事◆

初心者囲碁講座詰碁問題囲碁クエスト世界ランク国内ランク