Lizzieの導入方法や操作方法を別記事にて紹介していますが、中にはパソコンの関係上『Lizzieが使えない』という方もいらっしゃると思います。
そこで今回はパソコンのスペック(能力)は関係なしにLeela Zeroの検討機能を使う方法として『ZBaduk』というサイトをご紹介してみようと思います。おそらく、どんなパソコンでも扱えると思います。ぜひ試してみてください。
後、このサイトはスマホにも対応しているようです。
※補足・・・『Lizzie』というのは『Leela Zeroを導入した検討ソフト』のことです。
目次
『ZBaduk』とは?
◆ZBaduk
https://zbaduk.com/tools
見ての通り英語圏のサイトです。4つの機能があるようですが、それぞれの内容は・・・・・
『①Play Bot』・・・囲碁AIと対局できる
『②Game Editor』・・・棋譜の編集
『③Smart Review』・・・検討機能
『④Saved Games』・・・検討機能(棋譜が記録として残る)
こういうことのようですね。『①Play Bot』で対局した棋譜は『④Saved Games』の方に記録として残っています。そのままLeela Zeroの機能で検討ができますよ。
扱ってみた感じ『③Smart Review』と『④Saved Games』はほとんど同じだと思います。『④』には棋譜を記録する機能があるってだけで、それ以外は差を感じませんでしたので。
『②Game Editor』を使う人はほぼいないと思いますので説明は割愛いたします。
まずはメール登録
Leela Zeroの検討機能を使うには『メール登録』を行う必要があります。以下の手順で行ってください。
◆ZBaduk
https://zbaduk.com/tools
(1)ZBadukの右上の『Login』をクリックしてください。
(2)『Register』をクリック。ここから登録します。
③『メールアドレス』と『パスワード』を入力してください。『パスワード』は何でもいいです。この2つは忘れないように必ず紙にメモを残しておきましょう。
④画像で『ココ』と指し示している場所をクリックしてください。これで登録完了です。メールアドレスの方に確認メールが届くかなと思いましたが何も来ませんでした。
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※どうでもいい追記
最後『碁盤をクリックで登録完了』という変なやり方でしたが、実は英語でこのようなことが書かれてあるんです。
私たちのウェブサイトを邪悪なボットから保護するために、重要なポイントをクリックするようお願いします。
つまり『悪いことをする人がいるから、登録方法を特殊にしました。囲碁を打つ人だったら碁盤のどこが重要ポイントかわかるはずです』ということだったんですね。
いや~若い人なら遊び心と言うことでわかりますが、パソコンが苦手な年配の方々は苦戦しますよ。これは止めた方がいいんじゃないかな~と思いましたね。
囲碁AIと対局『①Play Bot』
対局前に3つのチェックがあります。
◆Human plays black(人間は黒です)
ここにチェックを入れると『人間側は黒』になり『囲碁AIは白』になります。チェックを外すと『人間側は白』になります。
◆Save game to your account(棋譜は保存します)
ここにチェックを入れると対局した棋譜は『④Saved Games』のところに保存されます。後でLeela Zeroに検討してもらいたい方はチェックを入れておきましょう。
◆Teaching mode(指導碁モード)
ここにチェックを入れると囲碁AIは指導碁モードとして『互角の状況になるように』手抜きをしてくれます。嬉しいような、嬉しくないような機能です。
チェックを外して対局してみましたが・・・・・そこまで強くはないような気がしましたね。私は東洋囲碁3段くらいですが、勝つことができました。勝ち続ければだんだん強くなっていくのかもしれませんが・・・・・よくわかりません。皆さんの方で試してみてください。
勝った後に表示される『Review Game』をクリックすると検討機能に移行します。検討機能に関しては、以下の説明を参考にしてください。
検討機能『③Smart Review』
『②Game Editor』はほとんど使わないと思いますので説明しません。
『③Smart Review』はLeela Zeroによる検討機能となります。
『③Smart Review』を開くとこの画面になります。使用するサーバーが2つあるので好きな方を選びましょう。ま~どっちでもいいです。決めたら右下の『start』をクリック。
するとこんな画面になります。囲碁検討用のLizzieもこんな感じですよ。ただ、Lizzieに比べると機能は若干劣っているように感じますね~。
ここで使用するのは右上にある『Analyze』と『Analyze full game』の2つ。どう違うのかよくわかりません。私にはまったく同じもののように思えるんですけどね~。おそらく右側の『Analyze full game』の方が良いのだろうと思いますのでそっちを使ってみてください。
『Analyze full game』をクリックすると、碁盤で表示されているように『最善手がどこなのか』を指し示してくれます。画面ではちょっと見にくいですが『数値が大きいほど良い一手』ということです。わかりやすく言うと『水色』の場所が良い一手ということですね。
『ワールド碁』などの棋譜の本を持っている方は棋譜を並べながら『Leela Zeroがどこを最善手だと判断しているのか』を確認してみてください。面白い発見があるかもしれませんよ。このようにして検討機能を楽しむことになります。
長時間放置していると検討機能のボタンが使えなくなってしまいます。サーバーが切断されてしまっているんですね。
こういう時は『Connect』をクリックして再びサーバーを選択しましょう。そうすれば元に戻りますよ。
検討機能『④Saved Games』
『④Saved Games』は『③Smart Review』とほとんど同じだと思います。
違いがあるとすれば『棋譜データが保存されている』といったところでしょうか。
『④Saved Games』には『①Play Bot』で対局した棋譜データが保存されています。ま~保存されないように設定していれば保存されませんが。
(1)好きな棋譜データをクリックして選択
(2)『Revie』をクリック
後はサーバーを選択して検討機能となりますので『③Smart Review』とほとんど同じです。
次に『保存した棋譜データを消す方法』を説明します。
(1)文字化けしている棋譜データを選択
(2)『Delete』ボタンをクリック
これで一発で棋譜データを削除することができます。
棋譜の『SGFデータ』を扱える方は、左下にある『Upload more games』を活用しましょう。ここでSGFデータをアップロードすることができます。そして、同じように棋譜を検討することができますよ。上級者向けです。
あとがき
サラっと紹介してみましたが、いかがだったでしょうか? 基本的に私もまだまだ分からないことだらけです。皆さんの方で面白い発見がありましたらコメントにてご指摘いただけますと助かります。
Lizzieに比べると検討機能としては劣っていますが、パソコンに負担を与えないという意味ではとても素晴らしいサイトだと思いました。
また『スマホに対応している』ってのが現代的で素晴らしいですよね。
英語圏でこんなに素晴らしいサイトがあるってのがうらやましいです。日本でも頑張っていただきたいところですが・・・・・今の日本国内の囲碁人気を考えますと難しいのかもしれませんね。
Leela | (1)無料入手方法(2)検討、レーティング対局(3)『野狐囲碁』の棋譜を検討(4)『東洋囲碁』の棋譜を検討 |
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