2017年11月17日に発売の『天頂の囲碁7 Zen』を購入しました。強さに関しては『たぶん強い』くらいとしか言えません。私自身が東洋囲碁3段くらいの強さだからです。アマゾンの方で弱いとレビューしている方がいますが、これは勘違いしているようです。その点に関しても記事内で指摘したいと思います。

この記事では『天頂の囲碁7にはどういった機能があるのか』『天頂の囲碁7を購入するにあたり注意すべきことは』の2点を重視して書いていこうと思います。

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『天頂の囲碁7 Zen』の強さと実績

『天頂の囲碁』というのは、現在インターネットの世界でも話題となっている『DeepZenGo』の囲碁ソフトになります。パッケージの裏側にも書かれてありますが、DeepZenGoの実績は

2016年11月20日:第2回囲碁電王戦
日趙治勲名誉名人とDeepZenGoによる3番勝負。結果は趙治勲名誉名人が2勝1敗と勝利しました。とは言え、DeepZenGoは60代でありながらトップ棋士の一人として君臨する趙治勲名誉名人に1勝をあげることができました。
2017年3月23日:ワールド碁チャンピオンシップ
日本、中国、韓国のトップ棋士とDeepZenGoの4人が総当たり戦で戦った大会。この時にDeepZenGoは日本のトップ棋士である井山裕太7冠に勝利しています。
2017年8月18日:第1回世界電脳囲碁
世界中の囲碁ソフトが中国に集まって行われた囲碁ソフトの世界大会です。優勝候補の最有力は中国の絶芸というソフトだと言われていましたが、その絶芸を破り、見事DeepZenGoが囲碁ソフトの世界大会で初代チャンピオンとなりました。

このように、天頂の囲碁7(DeepZenGo)の強さは日本最強の井山裕太7冠に匹敵するくらいの強さであり、囲碁ソフトの中では世界最強であると言えます。

ただし、本当の意味での世界最強はご存知の方も多いと思いますが『アルファ碁ゼロ』になります。アルファ碁ゼロに関して興味のある方はコチラをどうぞ。

◆アルファ碁ゼロ
http://netdays365.com/アルファ碁ゼロ/

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【天頂の囲碁7の内容①】自由対局

『 対局 → 新規対局 』をクリックすると次の画面となります。

コンピュータと対局したい場合は、片方を人間にして、もう片方を『コンピュータ』にしましょう。両方とも人間にすると『棋譜並べ』を楽しむことができます。両方ともコンピュータにするとコンピュータ同士の対局を観戦することができます。

コンピュータの強さ『段級位を指定』6級~9段の中から選ぶことができます。かなりシビアな棋力設定だと思います。東洋囲碁3段の私が2段で勝てませんでした。

『考慮時間を指定』の方は強さが不明です。おそらく決まっていません。パソコンの動作が重いという方向けの機能なのだと思います。コチラを使う場合は最高の強さを楽しむことはできないと考えた方がいいと思います。

碁盤に関しては19路、13路、9路の3種類で楽しめます。それはお好みで。

『時間制限(人間)』というのは自分に時間制限をかけるかどうかという事です。特に必要ないと思います。お好みで。

【天頂の囲碁7の内容②】レーティング戦

『 対局 → レーティング戦 』をクリックすると次の画面となります。

『レーティング戦』というのは自分の棋力がどの程度なのかをはかるための機能です。

最初は『何段(級)から始めますか?』という画面となります。私は東洋囲碁の3段であり、余裕をもって2段から始めたのですが・・・・・散々な結果となりました。2段とは言え、読みが的確でちょっとミスったらどんどん潰されていきます。

ネット囲碁の東洋囲碁、野狐囲碁、幽玄の間などよりもシビアだと考えた方がいいと思います。

【天頂の囲碁7の内容③】プロ棋士と7番勝負

『 対局 → 七番勝負 』をクリックすると次の画面となります。

趙治勲名誉名人との7番勝負となります。おそらく3大タイトル戦と同様に先に4勝した方が勝ちというものだと思います。まだやり込んでいないためよくわかりませんが、おそらく勝ったらどんどん強くなっていくのではないでしょうかね~。

趙治勲名誉名人バージョンとは別に万場奈穂バージョンも存在します。

【天頂の囲碁7の内容④】ひと目の詰碁

『 対局 → ひと目の詰碁 』をクリックすると次の画面となります。

『ひと目の詰碁』には各25問ずつの詰碁問題があり、合計300問あります。本で売っている詰碁はだいたい100問くらいなので、3冊分ですね。

『ひと目の詰碁』となっている通り、それほど難易度の高い詰碁問題は出題されていません。最高難易度に設定されている『レベル3-4』の問題でも・・・・・

これくらいです。一手目がわかれば後は簡単って感じですね。実際の所、『一手目はどこですか?』という詰碁問題であり、一手目を指し示すと、正解か不正解かを言ってきます。

ただ、詰碁を学ぶなら、本を買って解いた方がいいと個人的には思います。本ならどこにでも持って行けますし、気になるところには印などもつけれますから。

ネットでできる詰碁問題もありますので、よければコチラもご活用ください。

◆ネットでできる詰碁問題
http://netdays365.com/詰碁問題/

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【天頂の囲碁7の内容⑤】検討機能

対局中などに『どこに打てばいいのかわからない・・・』と悩む方もいると思います。そういった時に役に立つのがこの『検討』という機能です。

このボタンを押すとコンピュータが自動的に考え次の最善の一手がどこであるのか指し示してくれます。画像では『C18』が指し示されています。ちょっと薄くて見にくいのが難点です。

この検討機能を終了させたい場合は、再度『検討』のボタンを押しましょう。

【天頂の囲碁7の内容⑥】ホットスポット

『 表示 → ホットスポット 』をクリックすると次の画面となります。

このような感じになって、コンピュータが判断しうる最善手を指し示してくれます。『検討』ボタンと同じような機能かなと思います。

全体的に正しい所を指し示してくれていると思いますが、ご覧の通り、完全にシチョウなのに逃げるようにと指示されてしまいました。これはプログラムミス的なものなんでしょうかね~。とりあえず悪い例として紹介しておきます。

とは言え、全体的にはとてもいい手を指し示してくれていると思いますので十分役に立つと思いますよ。

【天頂の囲碁7の内容⑦】地合い予想(計算)

対局中にどちらがどの程度勝っているか知りたい場合『 対局 → ホットスポット 』をクリックしてみてください。

こうすると、自動的に計算して、現在どういった状況であるかを教えてくれます。自分で数える必要が無いためとても便利です。

【天頂の囲碁7の内容⑧】古い棋譜を並べられる

『 ファイル → 各局集 』をクリックすると次の画面となります。

江戸時代の頃の古い対局が合計82局ほど収録されています。

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商品を購入のための動作環境

◆動作環境◆
【OS】 windows10/8/7
【CPU】推奨 Core 2 Duo 以上
【メモリ】1GB以上
【ハード】200MB以上の空き容量

パッケージにはこのように書かれてあります。しかし、『メモリ1GB』はありえないと思います。1GBと言ったらもう15年以上前のパソコンになってくるのではないでしょうかね~。セキュリティソフトだって入れられないと思います。メモリは最低でも『4GB』だと思います。理想は8GB以上だと思います。

最近のCPU事情はよくわかりません。5年以内のパソコンならそれほど問題は無いと思うのですが、断言は出来かねます。

なお、『天頂の囲碁7』と対局してみた感想ですが、やはり天頂側が考えている時はパソコンがフル稼働となります。動作が重くなってしまうんですね。

試しに1度だけ私も『天頂の囲碁7の9段』と対局してみました。その時のデータがコチラです。

終局まで266手。天頂の囲碁7は133手に『約40分』の時間を使ってきました。つまり『1手あたり平均20秒考えている』ということです。序盤は1手40秒くらい使っていたと思います。終盤は速くなってきたかな~と。これはあくまで私のパソコンでの話です。古くて機能の低いパソコンならもっと時間がかかると思います。

参考までに私のノートパソコンのスペックですが・・・・・

【CPU】 Intel(R)core(TM) i5 2.67GHz
【メモリ】 8MB
【ハード】 SSD

私がパソコンを購入するときは『メモリ8GB以上』と『ハードはSSD』というのは必須として考えています。SSDというのはハードで最もスピードが速いものだと考えて頂ければ結構です。

なお、私のパソコンはネットの中古で購入し4万円ほどでした。中古で探せば安くて良い物は結構ありますよ。

amazonレビューの低評価は勘違い

amazonのレビューにて☆1の低評価をしている人がいました。文章を読んでみた感じですと、大きな勘違いしているように思えます。

幽玄の間A級8段に ボロ負け!!!思考10秒 CPU4.2の高速パソコンですが・誇大広告。(8段に5戦 1勝4敗)此れなら AIのリラの方が 強いです それもフリーで!

PS. 幽玄の間6段(2子置き)対局、思考15秒 なんと!100手目で 負けました^^流石に投了が早すぎると 思い続けて打つと134手目で 負けました^^地合い見ると 58目負け!!!!返品したい位です。

文章内で『思考10秒』や『思考15秒』と語られています。これは『コンピュータの強さ』で『考慮時間を指定:10秒』に設定して対局しているってことなのだと思います。

9段の強さを試したいのであれば『段級位を指定:九段』にする必要があります。そうしなければ9段の強さにはなりません。その点を勘違いしていると思うんですね。

レビューを書いた方は、対局サイトの『有限の間』でソフト打ちをして強さを確認してみたようですね。しかし、幽玄の間は時間制限がありますし、秒読みになったら30秒しか時間が使えません。ですから自分の操作時間を考慮して『考慮時間15秒』にして試してみたのだと思います。しかし、それでは天頂の囲碁9段の力を発揮できるわけもなく、結局は弱いと勘違いしてしまったようです。

ですから、決して弱いわけではありません。

ライバル囲碁ソフト『銀星囲碁18』

囲碁ソフトとしては天頂の囲碁よりも歴史が長いのが『銀星囲碁シリーズ』です。もう18年も続いていますね。こちらのソフトにも興味があるという方は、後日、同様に詳しく感想を書いていきますので参考にしてください。銀星囲碁18の発売日は2017年12月15日となります。

◆『銀星囲碁18』の感想
http://netdays365.com/銀星囲碁18

あとがき

私が天頂の囲碁7を購入しようと思った理由は2つあります。

一つは『プロ棋士の対局で、次の一手の予想をしてくれるから』です。7大タイトル戦の時に『プロ棋士は次にどういった手を打ってくるんだろう』、『今後、どういった流れになってくるんだろう』と思う事が良くあります。しかし、アマチュア低段の私では予想できるはずもありません。そんな時に天頂の囲碁7の『検討』の機能を使えばプロ級の判断で次の一手を前もって知ることができます。

もう一つが『地合い予想(計算)』の機能です。現在、どちらがどれくらい勝っているのかも調べるのが面倒なんですよね。ま~野狐囲碁で調べることは可能ですが。それでもオフラインで調べる機能をどうしても欲しいなと考えていました。

ですから、私としては大満足の買い物だったと言えます。

できれば『囲碁を基本から学んでいくための機能』何てのもあれば良かったんだけどな~などと考えたりしますが、ま~、そこまで望むのは贅沢かもしれませんね。何にしても、中級レベルの方から高段の方まで納得できる商品になっていると思います。

以上、商品を購入するうえでの参考にしてください。

『天頂の囲碁シリーズ』の発売日まとめ

・天頂の囲碁 :2009年09月18日発売
・天頂の囲碁2:2010年08月27日発売
・天頂の囲碁3:2011年09月30日発売
・天頂の囲碁4:2012年07月27日発売
・天頂の囲碁5:2013年12月13日発売
・天頂の囲碁6:2016年06月03日発売
・天頂の囲碁7:2017年11月17日発売

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