皆さん、こんにちは。野狐囲碁3段で囲碁をまったり楽しんでいる男、ムスイです。
このシリーズ?では「ムスイの実戦であった詰碁っぽいもの」を紹介していこうと思います。よければ参考にしてください。
この状況。私は「白」です。
だいたい10目差くらいで負けています。どんなにヨセを頑張っても追いつけそうにないな~って感じの状況ですね。
そこで私は「右辺中央の黒」に何となく仕掛けてみました。
普通は上から打つものですが、普通に打ったら相手は間違えないので、下から「白1」を打ってみました。
案の定、黒は間違えて「黒2」に打ちましたね。ここは抑えてはいけなかったんですよ。
「黒2」のミスで大変な事件が発生。
「白3」です。
実は、この時点で黒は全て死んでいます。対応する方法がありません。どうやっても2眼つくれないんです。
「10目差で白の負け」という局面でしたが、思いがけず白の大逆転となりました。
はい、この「白1」がこざかしい一手になったわけですね。
高段クラスなら絶対に間違えないと思いますが、低段や中段くらいなら、ついつい抑えてしまうんです。特に「僅差のヨセ勝負」をしている時などは高い確率で抑えてしまいます。
こういう「こざかしい一手」を打つのも囲碁で戦っていくうえで重要です。たぶん。皆さんも騙されないよう気を付けてください。
黒死にということで、見事逆転ということですね。
白3の後、黒が2の下の下へ打ち目を作るよとしたら、コウになりませんか?
私はあまり強くないので、無条件で死ぬ手筋を見逃しているのだと思いますが・・・・
白が5で3の下に差し込んできたら、下の3子をつなぎます。
白は3の右に差し込めないので、結局、コウになる気がするのですが、どこか間違ってるのでしょうね。
黒は生きているかと思います
確かに、白1に黒2としてしまっては死にですが、白3も事件です
黒4(白3の一路下)で白3を取る手が発生します
白5(白3の一路上)で守ると
黒6(白3の一路右)で眼を持つ手が発生します
白7でその眼を潰したとしても
黒は19‐6とハネを打ち、白はダメヅマリでツグことができません