2016年12月29日から年をまたいで2017年1月4日まで、『AlphaGo(アルファ碁)』がネット囲碁の世界に登場していたようです。しかも何の予告もなく。ちょっと驚きですよね。

『AlphaGo(アルファ碁)』が登場したのは『東洋囲碁』と『野狐囲碁』というサイト。

東洋囲碁で30戦30勝。野狐囲碁でも30戦30勝と圧倒的な強さで60戦60勝を成し遂げたようです。しかも、22戦は中国や韓国のプロ棋士を相手に勝利しています。そして、2017年1月現在、囲碁の世界ランキング1位である中国の柯潔(カケツ)も今回倒されてしまったと・・・。

ということで、今回は『AlphaGo(アルファ碁)』と中国の柯潔(カケツ)が対局した棋譜をご紹介したいと思います。




『AlphaGo(アルファ碁)』VS中国の『柯潔(カケツ)』

白番: AlphaGo(アルファ碁)・・・世界ランキング2位
黒番: 柯潔(カケツ)・・・・・・世界ランキング1位

 

 

結果: AlphaGo(アルファ碁)の128手中押し勝ち

1-8手の解説

何分、私自身が東洋囲碁2段程度ですから、解説と言うほどのことはできません。その点、ご了承くださいませ。

黒5のカカリに対して、無視して白6に行ったってのが面白いですよね。アルファ碁の判断では、この形でのカカリは受けないのがベストなんでしょうかね~?

そして、ハサミに対して、ハサミで返してくるという。この辺りは定石ではなく布石でやりあうところって考えなのかもしれません。

9-22手の解説

左下は何だか『打ち切ったな~』という印象を受けました。アルファ碁の感覚では『不確定要素を残してもっと先へ先へと進んでいくのかな』という勝手なイメージを持っていたのですが、そうでもないようです。『大場よりも急場』という発想は、アルファ碁的にも重要だということなのかもしれません。

ここは、先手(主導権)が白であるため、ある意味、アルファ碁が打ち勝ったのかなとも思えます。

23-32手の解説

ここは面白い動きをしましたね~。右下をほったらかして白28にいったな~と思ったら、戻って30と打ってくるという。黒が無視して31に打ったら、しつこく白32とスミを取りに来るという。

私の感覚だと、30、32の手は地べたを這いずり回る一手であり、序盤で打つような手ではないと思えるんですけどね~。何だか自分の囲碁を全否定されているかのようで、凹みますわ~。




33-58手の解説

これは白34が厳しかったですね。むしろその前のカケツ9段の黒33が良くなかったのかもしれません。

黒57までの攻め合いで白約15目程度の有利となっています。(まだ曖昧な地が多いんのですが)その上、白はまだ先手です。主導権は常にアルファ碁側にあるような印象を受けますね。

59-103手の解説

これは結構、黒が良かったんじゃないかなと思います。というか、白76ってどういった感覚何でしょうかね~? これはプロの感覚でもありえるのか。私にはさっぱりわかりません。

とりあえず、黒103までで、盤上では形成互角となっています。しかし、手番は白です。まだまだアルファ碁の先手は続きます。

104-126手の解説

128手で黒、カケツ9段が投了。アルファ碁の勝利となります。盤面では白5目程度有利と言うことになっています。ヨセ勝負で勝ち目がないという判断なんでしょうね。

白124ってのも面白いですよね。この局面なら黒の中央の模様を消したいと個人的には考えます。この滑りが大きいんだな~と。ま~、確かに大きいです。カケツ9段も中央を無視して黒125に打ちましたし、この状況では中央は思ったよりも地にはならないってことのようです。




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『碁石愛護委員会』会長ムスイの葛藤。『碁石を守ってあげたい』という想いと、『碁石を殺してしまいたい』という想い。矛盾するこのジレンマに対していまだに答えを見いだせていない。とりあえず、碁石たちの悲しみの根源である『日本棋院』に対して厳しく追及していく構えである。