自分の対局で面白そうなものがあったら紹介するシリーズです。シリーズと言っても第1回目ですが。よければ今後の参考にしてくださいませノ

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目次

対局内容と結果

持ち時間: 10分、秒読み30秒✕3回

白番  : ???(東洋囲碁三段)
黒番  : ムスイ(東洋囲碁三段)

基本的に私は『持ち時間10分』の『秒読み30秒✕3回』で対局しています。時々『持ち時間5分』とかを受けることもありますが、95%くらいの対局は10分で打ってますね~。

この対局は黒の私が70目ほどの差で勝ちました。ま~、勝ち負けは時の運なのでどうでもいいです。

注目していただきたいのは『左上の黒』です。

『白92』を打たれて『この黒に生きは無いな~』と思って諦めていましたが、ちょっと粘ってみたら『セキ』にすることができました。では、この黒に生きる手はあったのか?

検討したうえでの私自身の最終結論は『白がミスったから黒はセキになった』です。とはいえ、東洋囲碁三段レベルの人が実戦で正解を導き出せない内容なわけですからそれなりの難易度はあるのかな~という気はしますね。

以下、解説していきますのでよければ見ていってくださいませ。

黒は『セキ』で何とか生きた

『黒111』の手に対して、『白112』と打ってきました。ここで白の人が何を考えているのかと言うと

白の人
『どうせ黒は死んでるし周りの白も安泰』
『緩めて確実に黒を殺そう』

こういうことだろうと思います。私も実戦ならこの発想で打つと思いますし、これが正解だと思いますよ。

『黒1』に打たれたら『白2』で黒一目を取るしかありません。『黒3』に対して『白4』も絶対の一手でしょう。

そして、『黒5』と打ちました。この時点で私は


『あ~黒は死んでるな~』
『どう考えても生きる手が無い』

と思ってました。しかし、意外と手はあったんですよね~。

この『黒4』が絶妙です。この一手は三段レベルではなかなか思いつきません。詰碁とか手筋とかではありそうですが、三段程度では実戦でこういった手はなかなか思いつかないんですよ。

なぜこれが良いのかと言いますと・・・・・

『白1』で渡ろうとしても、『黒2』と放り込んできます。

『白3』と取っても、『黒4』で追い落としになるんですよね。

そういった理由から、白は普通に下がって『セキ』で諦めました。

死んでいた黒が生き返ったわけですから、黒にとっては大勝利だと言えます。

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黒は死んでいた(訂正:コウだった)

黒にとっても白にとっても納得の『セキ』でしたが・・・・・おそらく高段の方々は・・・・・

高段
『それは違うだろ』

と気が付いている方も多いのではないでしょうか。

実は『白5』という手があったんです。『取られるのに何故わざわざそこに打つのか!?』という手ではありますが・・・・・・・

『黒6』と取ってしまったら、『白7』という手が生じます。この『白7』が強烈で黒は2眼つくることができません。これが世にいう『石の下』という奴ですね。自分の石を取らせて、とどめを刺す打ち方です。

これは私も対局中は気が付きませんでした。対局後に気になって検討しているときに気が付いたんですよ。三段ではこういった手はなかなか見えません。

(追記)『コウ』にする手段があった

コメントにて『コウ』にする手段があったことを教えていただきましたので追記いたします。

このように『コウ』になります。白は守らなければいけない『断点』が2つもありますのでコウから逃げることはできません。

いや~こんな打ち方があるんですね~。東洋囲碁の3~4段では思いつかない発想ですよ。参考になります。

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