
野狐囲碁の3段で対局している際に死活っぽいものが登場しましたのでご紹介いたします。果たしてこの白は生きているのか、死んでいるのか!?
ま~死活問題なら『必ず生きる方法があるんだろうな』ということで色々と考えますが、実戦ではそこまで考えないためなかなか気づきません。実戦と言うのはなかなか難しいものですよ。
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目次
野狐囲碁3段の直感では、白は死んでます

とある対局の一場面。対局相手だった白の方は『この白は死んだ』と判断して投了してしまいました。ま~そうでしょうね。私も『死んだな』と思っていましたから。しかし、ちょっと引っ掛かるな~と思って対局後に確認して『白は生きている』と気が付きました。
では、なぜ『白が死んでいる』と判断したのかと言いますと・・・・・

白が2つ目の眼をつくろうとしても作ることができないんですね。左のパターンも、右のパターンも2眼目を作れていません。
しかし・・・・・よくよく見てみると、右も左も黒は怪しい状況であることに気が付きます。
実際は、白を殺す手段は無かった
まずは『左側』の方から。

『白3』と下がったら、黒はもうどうすることもできません。つまり『黒2』に打つ手はなかったんですね。
そして、『右側』の方はと言いますと

同じように『白3』と打たれると黒にてはありません。粘って『黒4』と打ってみますが、『白5』でどうすることもできません。
つまり、最初から『白の大石を殺す手段は無かった』ということです。
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黒の正しい打ち方は?
以上のように、どうやっても黒は白を殺すことができないことがわかりました。

ですから黒は『黒2』と打つしかありません。
パッと見では白は死んでいるように見えましたが、実は生きていたんですね~。対局相手の白の方はそれに気が付かず『白は死んでいる』と判断して投了してしまったというわけです。ま~、私も対局中は気づいていなかったのですが(笑。実戦だとなかなか気づかないものなんですよ。
棋譜はこのようになります。参考に扱ってみて下さい。
なお、以下の方法で碁盤を使った『検討』ができますので、良ければご活用ください。

左下にある『ボタン』をクリックした後、表示される『Edit mode』をクリックしてください。そうすると好きに打ちこんで検討することができます。
元に戻したい場合は、再び『Edit mode』をクリックしてください。
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