囲碁には『生きている石』と『死んでいる石』の2種類あります。
囲碁のルールでは『眼が2つあれば生きている石』であり、『眼が2つ無ければ死んでいる石』という事なんですね。ちなみに『眼』というのは碁石で作られた空間の事です。
今回はこの『生きている石』と『死んでいる石』の状況を説明したいと思います。
目次
生きている石
中央で白石が黒石に囲まれてしまっている状況です。しかし、白はしっかりと『眼が2つ』あります。つまり、この白石は生きているという事です。
こちらは辺で囲まれてしまっていますね。こちらも白は『眼を2つ』作っていますので生きています。
こちらは隅で囲まれてしまっています。白にはしっかりとした『眼が2つ』あるのがわかると思います。つまり、生きているってことです。
中央、辺、隅と、場所にはよりますが、同じ『眼が2つある状況』です。つまり、生きています。しっかりと、生きている形を理解しておきましょう。
死んでいる石
次に、『死んでしまっている石』を説明いたします。
◆パート1◆
ぱっと見、白石は眼が2つあるように目ますが・・・、実は左側は『欠け眼』と言って『偽物の眼』となります。つまり、眼ではないんですよ。
このように、黒石は白の眼を潰すことができるんです。
片方が『欠け眼』であり偽物ですから、実際の所、白は『眼が1つしかない』ということになります。つまり、この白石は『眼が2つ無い』ので全て死んでしまっている状況なんです。
◆パート2◆
次はこの形。先ほどと同じように、左側の白の眼が怪しいですよね。これも『欠け眼』であり偽物の眼なんです。
このように打ち込めば白の眼はつぶれてしまいます。白の眼は1つであり、死んでいる石です。
◆パート3◆
この形になりますと、左の眼も右の眼も両方欠けてしまっています。つまり、一つも眼が無いという形なんです。
◆パート4◆
次は『辺』の死んでいる形です。
これも左側が欠けてしまっているのがわかると思います。つまり、白は死んでいます。
◆パート5◆
これは『パート3』で説明した両方の眼が欠けている形と同じです。死んでしまっていますね。
◆パート6◆
最後に『隅』の死んでしまっている形です。
結局、中央も、辺も、隅も同じなんです。欠けている眼は眼ではありません。つまり、これも眼が1つしかないので、死んでしまっているという事なんです。
死んでいる石の『応用』
では、最後は応用として『詰碁問題』をご紹介します。
これは『黒先白死』の問題です。つまり『黒番で打てば白を殺すことができる』という問題です。
正解、わかりますか? もちろん、わからなくて大丈夫です。この記事を書いている私は囲碁歴15年で東洋囲碁3段の実力がありますが、わかりませんでした(笑。ま~、私が詰碁が苦手ってだけでして、わかる人には簡単にわかると思うんですけどね。
では、正解はコチラです。
『A』が正解図です。『B』と『C』が失敗図です。
囲碁には色々な生き死にの形があります。こういったことは、地道に対局を続けたり、自分で勉強したりして、実戦経験をつむしかありません。
ま~、気長に頑張りましょうノ
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