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とうとう来ました! コンピュータソフトの『DeepZenGo』と趙治勲名誉名人による第2回囲碁電王戦が開催です!

今回、この記事で紹介する内容はDeepZenGoと趙治勲名誉名人の棋譜当日、インターネットでリアルタイム視聴する方法の2つとなります。

成長した日本の囲碁ソフトである『DeepZenGo』の対局(棋譜)を、ぜひ囲碁の勉強にも活用してください。

対局日程

第1局目・・・2016年11月19日(土)
第2局目・・・2016年11月20日(日)
第3局目・・・2016年11月23日(水)

この3日間となります。

対局はインターネットにてリアルタイムの生中継を行いますので、囲碁愛好家の皆さん、必ず視聴しましょうね!




第1局目:『DeepZenGo』VS『趙治勲名誉名人』

対局日 : 2016年11月19日(土)13時より
持ち時間: 2時間、秒読み60秒の3回

解説  : 一力遼七段
聞き手 : 万波奈穂三段

白番: DeepZenGo
黒番: 趙治勲名誉名人

 

 

第1局目は趙治勲名誉名人の勝利!

アルファ碁に匹敵する囲碁ソフトを目指しているということで注目していた『囲碁電王戦』。第1局目は見事、趙治勲名誉名人が勝利しました!

序盤から中盤にかけてはDeepZenGoの方が若干よかったようです。DeepZenGo自信が持つ評価値の機能でも、常に『DeepZenGoが有利』という評価が続いていました。このままDeepZenGoが勝つのかなと思われた終盤、一気に評価値は趙治勲名誉名人の有利だという状況に謎変化。そのままズルズルと行き、趙治勲名誉名人の中押し勝ちとなりました。

趙治勲名誉名人は対局後のコメントで『DeepZenGoは自分よりも強い』という評価をしています。また『布石間隔がうまい』と序盤の戦い方を絶賛でした。

DeepZenGoの敗因は終盤の弱さによるものでしたが、開発者側は『ヨセはプロ並みに強いはずだが・・・』と頭をひねっています。開発者側もよくわからない敗北だったようです。

現在世界ランキング1位の中国カケツは、アルファ碁を分析したうえで、ソフトは週番のヨセに問題があるから、最後まで諦めずに打つことが重要だと語っています。まさにその通りの結果になってしまったような印象ですね~。

何はともあれ、DeepZenGoはかなりの力を持っていることは間違いありません。明日以降の対局も目が離せませんね~。

第2局目:『DeepZenGo』VS『趙治勲名誉名人』

対局日 : 2016年11月20日(日)13時より
持ち時間: 2時間、秒読み60秒の3回

解説  : 高尾紳路名人
聞き手 : 吉原由香里六段

白番: 趙治勲名誉名人
黒番: DeepZenGo

 

 

第2局目はDeepZenGoの勝利! やはり強かった!

第2局目はDeepZenGoが勝利しました!

DeepZenGoが強いということは昨日(第1局目)の対局で分かっていましたが、とうとう日本のプロ棋士に勝利するという結果を出してしまいました!

DeepZenGoは布石が得意なようでいて、模様重視の考え方を持っているようです。第1局目と同様、序盤を有利な状況で進んでいくDeepZenGo。圧倒的な模様で黒有利の展開で進んでいきます。

白の趙治勲名誉名人もその模様を消そうと中に侵入して削っていきますが、DeepZenGoの死活能力は本物でした。趙治勲名誉名人をどんどんと追い込み、最終的に、全ての石を殺してしまったのです。

昨日はヨセの段階でDeepZenGoは崩れてしまったという印象を持ちましたが、今回はそこまでいかずにDeepZenGoの圧倒的な力に趙治勲名誉名人がねじ伏せられてしまったという感じがしました。

全体を見渡せる布石能力だけでなく、ややこしい混戦をも正確に読み切る能力があることを示したような一局でした。やはりDeepZenGoはかなり強いと判断せざるを得ません。

これで成績はお互い1勝1敗。勢いは間違いなくDeepZenGoの方にあります。とは言っても、人間側もそう簡単には負けてほしくないものです。何とか趙治勲名誉名人には頑張っていただきたいものですよね。

第3局目は11月23日(水)となります。この日は祝日ですので、時間のあるかたはぜひ視聴いたしましょう!

第3局目:『DeepZenGo』VS『趙治勲名誉名人』

対局日 : 2016年11月23日(水)13時より
持ち時間: 2時間、秒読み60秒の3回

解説  : 井山裕太六冠
聞き手 : 吉原由香里六段

白番: DeepZenGo
黒番: 趙治勲名誉名人

 

 

最終戦は趙治勲名誉名人の勝利! 人間の2勝1敗で終了!

第2回囲碁電王戦の最終戦、1勝1敗で迎えた第3局目は趙治勲名誉名人の中押し勝ちで終わりました! 人間側の2勝1敗です! DeepZenGoが勝利しました!

いや~、強かった。負けたとはいえ、DeepZenGoの布石は素晴らしいですよね。この対局もDeepZenGoが勝利すると思ってみていたのですが、趙治勲名誉名人は凄いものがありました。

最後、これは右辺は何とか生きますが、上辺の地を荒らされてしまいますね。大雑把に見た感じですと、ほぼ形成互角になってくると思われます。

DeepZenGoの判断では『51%自分が有利』という状況だったみたいですが、開発者側の判断で投了したようです。なんでも、負ける直前のおかしな打ち方をする前兆があったからのようです。棋譜を汚したくはないという判断もあったのかもしれませんね。

何はともあれ、3局ともすべて面白かったです。

対局後の記者会見で、ドワンゴ会長が面白いことを言っていましたよ。何でも、『人間とコンピュータが共に成長していくことが望ましい』ということで『近いうちに第3回囲碁電王戦を行う』というものでした。

もしかしたら、年内に第3回囲碁電王戦が開催されるのではないでしょうか? もしくは、年明け早々の正月あたりに持ってくるとか?

楽しみに、発表を待ちたいと思います。




2016年3月1日『DeepZenGo』開発の記者発表会

この動画は、2016年3月1日に行われた記者会見の内容です。

そもそもの始まりは、2016年1月末ごろに発表された論文。その内容はアルファ碁がヨーロッパチャンピオンを倒したというものでした。そして、たて続けに発表されたのが『アルファ碁VSイセドル9段』による5番勝負

これらの発表は、日本の囲碁関係者にも大きな衝撃を与えました。

そこで囲碁ソフト開発者を中心に発足されたのが『DeepZenGoプロジェクト』です。『アルファ碁よりも強い囲碁ソフトを作る』という目標を掲げています。

しかし、この時はまだ多くの方がまだイセドルが勝つだろうと予想していたんですよね~・・・・・。

2016年11月9日『DeepZenGo』開発の記者発表会

『DeepZenGoプロジェクト』は

・ZEN(ソフト)開発者
・ドワンゴ(ニコニコ動画)
・東京大学
・日本棋院

が協力し合って開発を進めてきました。

プロジェクトを発足して約8ヶ月後の今回、『DeepZenGo』の能力が、『1年前にアルファ碁がヨーロッパチャンピオンを倒した時』と同水準にまで追いついてきたことが発表されています。

今回の『第2回囲碁電王戦』では、その成長したDeepZenGoの能力を見ることができます。

趙治勲名誉名人との対局日は11月19日からです。対局日のギリギリまで開発を進めるということなので、もしかしたら予想だにしないような結果が電王戦では見られるかもしれません。

第2回囲碁電王戦のリアルタイム視聴方法

第2回囲碁電王戦は2016年の11月19日、20日、23日の3日間行われます。勝ち負けにかかわらず3戦行われます。

対局は、インターネットにてリアルタイムで放送されますので、ここではリアルタイムでの動画の視聴方法を説明していこうと思います。

ニコニコ動画で視聴する方法

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開発には『ドワンゴ(ニコニコ動画)』という動画サイト運営会社が関わっています。この動画サイトにてリアルタイム放送がおこなわれますので、こちらで視聴することをお勧めいたします。

まず、ニコニコ動画のIDを持っていない方は登録しましょう!

◆ニコニコ動画に登録
https://account.nicovideo.jp/login?site=niconico&time=1478972818&hash_key=6d345c77&next_url=

わざわざ有料会員(プレミアム会員)になる必要はありません。『無料会員』で十分視聴できます。

ただし、無料会員ですと、人数が一定数に達すると強制的に退出させられてしまいます。とは言っても、再度入り直せば入れるんですけどね。色々面倒で嫌だなって方は、前もってプレミアム会員になっておいた方がいいかもしれません。

なお、リアルタイムの生放送は当日12時30分から開始となっています。ニコニコ動画生放送チャンネルに行って、そこから『第2回囲碁電王戦』を探し、入室してみましょう。

◆ニコニコ生放送チャンネル
http://live.nicovideo.jp/