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現在、世界では圧倒的に中国や韓国の棋士の方が強いです。日本最強の井山プロでさえなかなかその牙城を崩すことはできません。

この記事では日本人プロ棋士が世界一位になることを願って『日本人の世界ランキング』の状況を毎月紹介していこうと思います。

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目次

12月の世界ランキング

今月、一時的ではありますが韓国のパクジョンファンがカケツをぬいて1位になっていたようです。すぐにもどってしまったようですが。何にしても、2017年は間違いなく中国のカケツが最強の年でした。来年はどうなりますかね~。井山に頑張っていただいて1位争いに加わっていただきたいものなんですが、さてさて。

◆日本人トップ5

◆世界 3位 井山裕太 3587
◆世界54位 一力遼  3393
◆世界65位 余正麒  3369
◆世界71位 許家元  3354
◆世界81位 高尾紳路 3337

2位の一力はただでさえ40位代と大きく順位を落としているのに、12月はとうとう54位まで落ちてしまいましたよ。ま~、一力は井山に一度も勝てずにいますからね。来年の棋聖戦は何とか・・・2勝はしていただきたいものです。

11月の世界ランキング

井山7冠が順位を3位に上げています。11月15日に、国際戦の『LG杯』で井山7冠はランキング1位の中国カケツ9段に勝利していますので、その影響でしょうね。

◆第22回 LG杯朝鮮日報棋王戦
http://www.nihonkiin.or.jp/match/lg/022.html

LG杯決勝進出した井山7冠は、2018年2月に決勝戦3番勝負を行うことになります。2月と言えば、棋聖戦、十段戦があります。井山7冠、忙しい日程になりそうです。

◆日本人トップ5

◆世界 3位 井山裕太 3553
◆世界45位 一力遼  3405
◆世界48位 余正麒  3400
◆世界69位 許家元  3356
◆世界78位 高尾紳路 3346

台湾勢が強いですね~。タイトル戦でも上位にかなり食い込んできています。日本人棋士の皆さん、頑張ってください!

10月の世界ランキング

中国のカケツと韓国のパクジョンファンは完全に不動の1位2位となっていますね。井山も国内のタイトル戦が忙しいのは分かりますが、国際戦も色々と参加して結果を出していただきたいものです。井山だけに期待するのも・・・ってのもあるんですけどね。

◆日本人トップ5

◆世界 5位 井山裕太 3553
◆世界40位 一力遼  3420
◆世界51位 余正麒  3393
◆世界68位 芝野虎丸 3358
◆世界71位 許家元  3353

こっちのランキングでは芝虎3段が日本人の4位になっていますよ。国内ランキングの方では現在8位なんですけどね。計算の方法が違うんでしょうね。何にしても、芝虎3段は勢いがありますね~。

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9月の世界ランキング

井山が若干ポイントを落としてしまってます。9月15日に行われたテレビアジア選手権にて、井山は韓国のイセドルに一回戦で負けてしまっていますので、それが原因だと思われます。

◆日本人トップ5

◆世界 5位 井山裕太 3553
◆世界41位 一力遼  3421
◆世界53位 余正麒  3393
◆世界70位 高尾紳路 3352
◆世界72位 山下道吾 3350
◆世界72位 許家元  3350

日本人2番手は相変わらずの一力。余が結構あがってきてます。井山に一勝したのが大きかったのか、高尾名人も4位に上がってきています。

8月の世界ランキング

中国、韓国の1位は変動なし。井山はレーティング自体はほとんど変化ないのですが、それ以外の中韓勢がポイントを伸ばしてきたので5位に転落です。

◆日本人トップ5

◆世界 5位 井山裕太 3553
◆世界43位 一力遼  3408
◆世界60位 余正麒  3362
◆世界62位 許家元  3359
◆世界65位 山下道吾 3353

余と許の台湾勢が上がってきました。高尾名人は後一歩届かずの66位、河野9段に至っては100位あたりまで順位を落としてしまっています。

7月の世界ランキング

中国の1位、世界の1位はカケツ。韓国の1位、世界の2位はパクジョンファンです。

今回、井山は世界ランキング3位に上がっています。私が知る限り、過去最高も3位だったと思います。カケツとパクジョンファンの壁がなかなか高いようです。

◆日本人トップ5

◆世界 3位 井山裕太  3550
◆世界43位 一力遼  3395
◆世界68位 山下敬吾 3358
◆世界69位 河野臨  3353
◆世界72位 高尾紳路 3349

今回、高尾名人が日本人の5位に上がってきました。しかし、よくよく考えてみると2位の一力はそこまでタイトル戦の予選でも勝ち上がっていないような? いまいち計算方法が謎のレーティングです。

6月の世界ランキング

『世界ランキング』となりますと、上位はほとんど中国と韓国にしめられてしまいます。かろうじて日本トップの井山裕太が入っていますが。

中国の1位であり、世界の1位となるのが『Ke Jie』です。Ke Jieとは『柯潔(カケツ)』のことを指します。日本国内では『カケツ』と読みますが、中国では『ケジエ』と読みます。つまり、世界に通用する読み方が『Ke Jie(ケジエ)』であり、日本国内のみの読み方が『柯潔(カケツ)』というわけです。日本のマスコミや日本棋院は当然『カケツ』と読みます。

韓国の1位であり、世界の2位となるのが『Park Junghwan(パクジョンファン)』です。韓国に至っては、日本も『韓国読み』をしていますので、『日本国内のみの読み方』というものが存在しません。ま~、細かいことはここでははぶきます。

日本人のトップ5を世界の順位で表現しますと

◆世界5位 井山裕太 3542
◆世界44位 一力遼  3394
◆世界65位 山下敬吾 3366
◆世界69位 河野臨  3360
◆世界70位 余正麒  3355

となります。つまり、井山を除けば、日本のトップ棋士達の上には、中国人棋士と韓国人棋士がそれぞれ20人くらいいるってことですね。だいぶ差をつけられてしまっています。何とか頑張っていただきたいものです。

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【おまけ】Alphago(アルファ碁)の世界ランキング

2016年3月9日~15日まで行われた『アルファ碁』と韓国の『イセドル9段』の対局は、アルファ碁が4勝1敗で勝利しました。このことにより、アルファ碁は世界ランキングの2位となりました。

◆2016年3月16日:2位
http://netdays365.com/アルファ碁が2位に/

そして、2016年7月20日にアルファ碁はとうとう世界ランキング1位となっています。これはアルファ碁が勝ったとかではなく、単に中国のカケツが負けてポイントを落としてしまったのが理由です。

◆2016年7月20日:1位
http://netdays365.com/アルファ碁が1位に/

正確には把握していませんが、2016年度の末頃あたりで世界ランキングの一覧からアルファ碁の名前が消えています。これは囲碁AIがあまりにも強くなりすぎたために、人間と同列のランキングの中に入れるのは間違いではという声があったからだと予想しています。

【おまけ】2017年度の国内ランキング

◆2017年度の国内ランキング
http://netdays365.com/国内ランキング

囲碁の国内ランキングも毎月目持っていますので、よければそちらもご参照ください。

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