『囲碁のタイトル戦がどのように行われているのか?』なんてのは囲碁を知らない方々にとってはチンプンカンプンだと思います。かく言う私も、囲碁歴10年超の時点でもサッパリわかりませんでした。

ということで、今回は『囲碁のタイトル戦:棋聖戦』がどのように行われているのかを時系列順に説明していこうと思います。囲碁のプロの世界に興味のある方は参考にしてくださいませ。

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目次

棋聖戦の予選を時系列順

①11月~3月  : ファーストトーナメント
②4月~9月    : リーグ戦
③10月~11月: 挑戦者決定トーナメント
④1月~3月    : タイトル戦

全てのタイトルには『タイトル保持者』がいます。そのタイトル保持者に挑戦するための『挑戦権争い』がファーストトーナメントであり、リーグ戦ってわけです。そして最後に勝ち残った者が『挑戦権』を獲得し、タイトル保持者と『タイトル戦』を戦うことになります。

①ファーストトーナメント

全プロ棋士が参加するトーナメント方式となります。勝ち上がると『Cリーグ』に入ることができます。

②リーグ戦

・Cリーグ
・B2リーグ
・B1リーグ
・Aリーグ
・Sリーグ

5つのリーグが存在します。

『Cリーグ』では5戦おこないます。3勝すれば次年度はCリーグから戦えます。4勝すれば次年度はB2リーグへと昇格となります。2勝以下はファーストトーナメントへ逆戻りです。5戦5勝でCリーグ優勝を果たした人は『挑戦者決定トーナメント』へと進みます。

『B2リーグ』『B1リーグ』『Aリーグ』『Sリーグ』は総当たり戦です。各リーグで1位になった者が『挑戦者決定トーナメント』へと進みます。なお『Sリーグ』のみ1位と2位の2名が『挑戦者決定トーナメント』へと進めます。もちろん、各リーグ成績上位者は上のリーグに上がり、下位者は下のリーグへと落ちます。

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③挑戦者決定トーナメント

このようなトーナメント戦が行われ、最後に勝ち残った者が『挑戦権』を獲得することができます。決勝で行われる『変則三番勝負』とは『先に2勝した方が勝ち』という三番勝負です。

なお『Sリーグ1位』は特別であるため『1勝』のアドバンテージがあります。そのためSリーグ1位以外が挑戦権を獲得するには決勝戦で2連勝しなければいけません。これはなかなか難易度が高いため、今までSリーグ1位以外が挑戦権を獲得できたことはありません。

①タイトル戦『棋聖戦』

『棋聖のタイトル保持者』と『挑戦権獲得者』による七番勝負が行われることになります。これが囲碁のタイトル戦『棋聖戦』ですね。先に4勝した方が勝ちとなります。

なお、お互いの持ち時間は『8時間』で秒読みは『10分』です。二日制で、1日目は9時ごろから始まり17時ごろに封じ手となります。そして2日目も9時頃から始まり決着がつくまで対局が行われます。だいたい18~19時に終わることが多いように思いますね。

優勝賞金額は『4500万円』と囲碁の中では最も額が大きいタイトル戦です。囲碁界ではこのタイトルを保有している者がNO.1って感じでしょうか。主催は『読売新聞社』です。

棋聖戦を視聴する方法

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『棋聖戦』はインターネットの『囲碁プレミアム』で生中継されています。月額900円で有料です。生中継を楽しみつつプロの解説も見たいという方にはお勧めです。

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②棋聖戦が終わったら契約解除
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