囲碁ブログ『日々ネット』

【囲碁の中国ルール】日本ルールとの違いを簡単解説!

インターネットで囲碁をやっていると『中国ルール』を採用しているサイトに出くわすことがあります。『中国ルール? 何それ?』と思っている方も多いと思います。

そこで今回は『中国ルールの基本』を小学生でもわかるように解説してみようと思います。

なお、インターネットの世界では『囲碁クエスト』『囲碁ウォーズ』が中国ルールを採用しています。

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目次

中国ルールの基本

中国ルールに関して簡単に説明いたしますと・・・・・

◆中国ルール◆

①『ダメ』を『1目』として計算する
②自分の陣地内に打ちこんでもプラスマイナス0
③コミは『7目』

④日本ルールの『計算』でも問題無し

重要なポイントは『①』と『②』の2つです。この2つだけ知っていれば対局において問題ありません。これが『中国ルール』と『日本ルール』の決定的な違いなんですね。

『①』と『②』は日本ルールにおいては特殊ですが、基本的には『日本ルール』と大して変わりません。日本ルールのように『地』+『アゲハマ』の計算でもほとんど結果は同じだからです。ま~厳密にいえば微妙に違うところもあるようですが、ほぼ結果は変わりません。

以下、『①』と『②』に関してもうちょっと詳しく説明いたします。

①『ダメ』を『1目』として計算

『日本ルール』は『陣地が多い方が勝ち』というルールになります。この点に関して言えば二『日本ルール』も『中国ルール』も同じようなものなので気にする必要はありません。

微妙に違うのは『中国ルール』は『陣地+盤上の生きている石』で計算されるってところです。ですから『ダメ』も生きている石として計算されるので『ダメは1目』として扱われます。中国ルールの場合、必ずダメも打ち切らなければいけないってことなんですよ。

例えばこういった状況。

◆黒の陣地・・・26目

◆白の陣地・・・24目+コミ6目半=30目半

このようになりますので日本ルールでは『白の4目半勝ち』ということになります。

しかし、中国ルールではここで終わりではありません。ポイントとなるのが赤の星『』のダメの部分。日本ルールではダメに打つ必要はありませんが、中国ルールでは絶対にダメを打たなければいけません。

もし白が『ダメは打つ必要はない!』と判断し、黒だけがダメを打ったとすると・・・・・

『黒がダメを打っただけ』だけですから日本ルールではまったく変化がないことになります。

しかし、中国ルールではこのような計算になってしまいます。

◆黒の陣地・・・26目+『ダメ5目』31目

◆白の陣地・・・24目+コミ6目半=30目半

中国ルールでは逆転で『黒の半目勝ち』ということになってしまうんです。ですから、絶対にダメを最後まで打たなければいけないんです。

②自分の陣地内に打ちこんでも良い

先ほど説明した通り、『中国ルール』は『陣地+盤上の生きている石』で計算されます。

ですから、自分の陣地内に打ちこむ行為『陣地は-1』となりますが『盤上の生きている石は+1』となりますので、プラスマイナス0になるんです。つまり、『自分の陣地内に打ちこんでもプラスマイナス0』になるってことなんですね。

先ほどの状況の後、黒が自分の陣地内に打ちこんでこのようになったとします。白にしてみれば『黒はいったい何を考えているんだろう?』という意味不明な行為です。白は『自分の勝ちだろう』と思うかもしれませんが・・・・・状況は変わりません。

先ほどに説明した通り、中国ルールでは『自分の陣地内に打ちこんでもプラスマイナス0』なんです。ですから『黒の半目勝ち』という結果は変わりません

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あとがき

私も中国ルールに関して詳しく知っているわけではありませんが

①『ダメ』を『1目』として計算されるので必ず打たなければいけない

②自分の陣地内に打ちこんでもプラスマイナス0

この2つさえわかっていれば大丈夫みたいです。

特に日本ルールに慣れている人は『ダメ』を打たずに終わる人が多いんですよね。相手がダメを打っているけど、自分はパスをするわけです。相手がダメを打ち続けて、自分はパスし続けたことで・・・・・逆転されて負けてしまうという結果に。

『地の計算では勝っているのに何で負けなんだ!?』

中国ルールをよくわかっていなくて、このように疑問に感じる人はよくいるんですよ。

ま~、何にしても、中国ルールだからと言って難しく考える必要はありません。

(1)日本ルールで普通に打つ

(2)ダメもしっかりと打って終わらせる

(3)相手が自分の陣地内に打ちこんでいても、ま~気にしない

このような精神で打ってればいいってことですね。

※補足・・・この記事は初心者の方がわかりやすいように中国ルールの基礎的なことしか書いておりません。厳密なことを知りたい方は他の記事を参照してください。

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