ヒカルの碁の漫画アニメを見ていて『これってどういう意味だろう?』と思うシーンがあると思います。そういったところを当ブログにて解説いたします。

第1巻から順番に書いていきます。聞きたいことなどがありましたら『コメント』にて質問してください。順次回答していきます。

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目次

第3話:子供囲碁大会の詰碁

ヒカルが子供囲碁大会でついつい正解を口にしてしまったというのがこの一手。

ネットで調べてみると、これは『玄玄碁経』という中国の古典詰碁からの出題とのこと。『玄玄碁経』って小難しい問題が多いんですよね~。

ということで、私には正解手順はわかりません。ご存知の方がいましたらコメントにて教えてくださいませノ

第4話:囲碁のタイトル

桃矢アキラ
『囲碁のタイトル戦は全部で八冠
賞金総額は一億二千万円くらいさ』

・・・・・8冠? いや、7冠のはずですけどね。漫画のミスなのかな? それとも90年代は8冠だったのか? ご存知の方がいましたら教えてください。

タイトル 賞金額
棋聖戦 4500万円
名人戦 3100万円
本因坊戦 2800万円
王座戦 1400万円
天元戦 1300万円
碁聖戦 800万円
十段戦 700万円

2019年時点では7大タイトル戦の賞金額はこのようになっています。賞金総額は1億4600万円です。

特に賞金額が大きい『棋聖戦』『名人戦』『本因坊戦』の3つを三大タイトル戦と言ったりします。

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第5話:囲碁のハンデ

ヒカルと塔矢の2度目の対局。『互先(たがいせん)』という専門用語が出てきましたね。これは『ハンデ無しの通常対局』ということです。プロの対局は全て『互先(たがいせん)』ですよ。

互先(たがいせん)・・・『コミ6.5目』の正式な対局。

定先(じょうせん)・・・例えば『2段』VS『初段』が戦う時、実力的に2段が勝ちます。そのため、ハンデとして『コミ6.5目無しの対局』が行われるんですね。これを『定先(じょうせん)』と言います。最もハンデが少ない対局です。

置き石2~9個・・・『3段』VS『初段』など、実力差が2つ以上の場合、盤上に2~9個の黒石を置いた状況から打ち始めます。

アマチュアの世界ではこのように『ハンデ戦』が行われています。しかし、プロの世界ではハンデ戦はありません。全て『互先』です。

第5話:コミは6目半になりました

マンガが連載されていた90年代は『コミ5目半』でした。後から打ち始める白が不利であるため、最終的に白の方に『5目半』が加算されるってルールですね。

この『コミ』は『黒と白の勝率が同じくらい』になるように設定されています。

【コミの歴史】
・1930年代・・・コミ4目半
・1964年・・・・コミ5目半
・2002年・・・・コミ6目半

このようにだんだん増えてきています。

本因坊秀策が生きていたのは1850年くらいでしたから、サイはコミを知らなかったんです。

とりあえず『現在のコミは6目半』『ヒカルの碁の時代は5目半』だったということを頭に入れておきましょう。

なお『半』というのは『0.5』のことで引き分け防止用ですね。コミが無かった時代は結構引き分けもあったでしょうね~。

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