囲碁の世界ランキングは、毎日、このサイトにて更新されています。

◆最新の囲碁世界ランキング
http://www.goratings.org/
(フランスの計算科学者レミ・クーロン氏が運営する非公式な棋士ランキング。しかし最もメジャーなランキング。)

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(2016年5月26日現在)

ここで注目したいのが

・ランク2位 アルファ碁(イギリス)
・ランク4位 イ・セドル(韓国)
・ランク7位 井山 雄太(日本)

です。

※補足(2017年3月21日)
 『AlphaGo』がランキングから除外されていることに気づきました。おそらく、2016年2017年の年末年始にAIの囲碁ソフトが複数登場し、プロ棋士を圧倒してしまったことが影響したのだと思われます。
 こちらの記事は2016年度に書かれたものです。その点、ご了承くださいませ。

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イ・セドル9段よりもアルファ碁の方が強い

ご存知の方も多いと思いますが、3月9日~15日にかけて、『アルファ碁VSイ・セドル9段』の対局が行われました。

結果は、アルファ碁が4勝1敗で勝利しています。

囲碁の世界ではコンピュータが人間に勝つのはまだだいぶ先になるだろうと言われる最中でのできごとでした。この結果に基づき、現在、アルファ碁のランキングは世界2位となっています。

(アルファ碁とイ・セドル9段の対局)
第1戦目第2戦目第3戦目第4戦目第5戦目

井山裕太よりもアルファ碁の方が強い?

2016年4月20日、日本の囲碁の歴史の中で初の7冠のタイトルを取得したのが井山裕太となります。彼もアルファ碁との対局を希望していますが、現在、実現には至っていません。今後、戦う機会は用意されるんでしょうか。気になるところです。

代わりと言っては何ですが、『井山裕太7冠とイ・セドル9段』の対局なら何度か実現しています。・・・残念なことではありますが、2戦して2度ともイ・セドル9段が勝利しています。

◆2014年8月第26回テレビアジア選手権準決勝
井山裕太(白)VSイ・セドル(黒)
結果: イ・セドルの2.5目勝ち

◆2016年3月第17回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦第13戦
イ・セドル(白)VS井山裕太(黒)
結果: イ・セドルの中押し勝ち

やはり日本国内で7冠のタイトルを取得した井山裕太と言っても、世界の壁は厚いようで、イ・セドル9段にはなかなか勝てないようです。

そして、そんなイ・セドル9段が全力で挑んだとしても、アルファ碁には1勝4敗の成績しか残すことができませんでした。こう考えますと、やはり井山裕太でもアルファ碁に勝つのは難しいと考えるべきでしょうね。




世界7位、日本1位の井山裕太7冠

日本の囲碁の歴史において史上初の7冠を達成した井山裕太7冠。世界ランキングでは7位となっています。日本の囲碁史上で最高の成績をのこしている井山で7位というのは、若干寂しさを感じますね。

2016年5月27日現在、言うまでもありませんが、『棋聖』『名人』『本因坊』『王座』『天元』『碁聖』『十段』の7つのタイトルを全て獲得している日本最強の棋士です。

井山裕太7冠は、過去において『棋聖4期』、『名人5期』、『本因坊4期』、『王座3期』、『天元4期』、『碁聖4期』、『十段3期』の27回タイトルを獲得しています。27歳です。

世界57位、日本2位の高尾紳路(たかおしんじ)9段

ランキングで日本2位に位置するのは高尾紳路9段です。世界ランキングは57位と、井山雄太7冠と比較すると50位も落ちてしまいました。

過去において『名人1期』、『本因坊3期』、『天元1期』、『十段2期』の7回タイトルを獲得しています。39歳です。

世界60位、日本3位の河野臨(こうのりん)9段

日本で3位、世界では60位の河野臨9段です。

過去において『天元3期』をつとめており、タイトル数3回ですね。年齢は35歳です。

世界61位、日本4位の山下敬吾(やましたけいご)9段

日本で4位、世界で61位の山下敬吾9段です。

過去において『棋聖5期』、『名人2期』、『本因坊2期』、『王座2期』、『天元2期』、『碁聖1期』の14回タイトルを獲得しています。唯一とれていない『十段』もいずれ目指したいところですね! 年齢37歳です。

世界67位、日本5位の許家元(きょかげん)3段

日本で5位、世界で67位となる許家元9段です。この方は台湾出身の棋士となります。世界ランキングサイトでは『Hsu Chiayuan』という表記で書かれています。

2012年にプロになったばかりの18歳の若手棋士です。2015年度は『41勝10敗』で、井山裕太7冠と共に『最多勝利賞』を獲得しています。

タイトルはまだなにも獲得していません。今後に期待の棋士ですね!

あとがき

以上、世界ランキングで紹介されている、日本人の上位5人をご紹介いたしました。あくまで2016年5月27日現在でのランキング順位です。今後、変化していきますので、その点はご了承くださいませ。

日本の上位陣は30代の方が多いですよね。中国や韓国は10代、20代の活躍が目覚ましいと聞きます。また、30代になるとなかなか成績を残せなくなり、若手を育てることに専念する人もでてくるとか。その域に達していない日本は、まだまだ中国や韓国に追いつくのは難しい状況ってことなのかもしれません。

今後、若手がどんどん伸びてきてくれることを願いたいものです。




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『碁石愛護委員会』会長ムスイの葛藤。『碁石を守ってあげたい』という想いと、『碁石を殺してしまいたい』という想い。矛盾するこのジレンマに対していまだに答えを見いだせていない。とりあえず、碁石たちの悲しみの根源である『日本棋院』に対して厳しく追及していく構えである。