とうとう十段位を獲得したことによって『井山裕太6冠』が『井山裕太7冠』となりました。今まで囲碁界では同時期に全てのタイトルを取得した棋士は存在しないため史上初の7冠達成ということになります。

7冠達成の棋譜(十段戦4局目)

白: 伊田篤史
黒: 井山裕太

 

 

結果: 黒の井山裕太の163手中押し勝ち。

もう中盤以降は圧倒的でした。伊田十段は防戦一方であり、しのぐことができません。
中央の白は全て死んでしまい投了。井山6冠の中押し勝ちとなりました。
まさに『これでもか!』と言わんばかりの力強い対局だったと思います。

2016年十段戦の全対局データ(棋譜)

【2016十段戦】伊田篤史VS井山裕太の棋譜【史上初の7冠達成】

囲碁と将棋の7冠を比較

今回、囲碁史上で初の7冠達成となりますが、将棋の世界でも羽生善治4冠が
1996年に7冠を達成しています。当時25歳でした。
テレビでも大きく取り上げられていたことを私も覚えています。

(yahooニュース:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160420-00000106-sph-soci)

羽生さんは結局167日間の防衛となったようです。それ以降、7冠にはなれていませんし、
誰も7冠までとどく棋士は現れていません。
井山裕太7冠にはぜひとも羽生さんを上回る成績を残して行っていただきたいものです。

皆さんもご存じの通り、4月14日に熊本の方で震度7の地震がありました。
現在、地震のニュースばかりであり、今回の井山裕太7冠の話題は
あまりニュースで報じられていないように思えます。

こういった時期であるためか、テレビ局も自重しているのかもしれませんね。
囲碁ファンとしては残念でなりません。

井山裕太7冠の経歴

生年月日: 1989年5月24日生

1994年: (5歳)テレビゲームで囲碁を覚える
1996年: (7歳)アマチュア3段
囲碁対局番組に出場し5人抜き。
その時の解説者であった石井邦生九段に弟子入り
1997年: (8歳)少年少女囲碁大会全国大会(優勝)
1998年: (9歳)少年少女囲碁大会全国大会(2年連続優勝)
日本棋院関西総本部の院生となる
2002年: (13歳)プロ棋士(初段)(二段)
2003年: (14歳)(三段)
2005年: (16歳)(四段)第12期阿含・桐山杯全日本早碁オープン戦(優勝)(規定により七段)
2008年: (19歳)名人戦の最年少挑戦者(規定により八段)
名人戦3-4で惜敗
2009年: (20歳)名人位獲得(規定により九段)
2010年: (21歳)名人位防衛
2011年: (22歳)十段、天元位獲得(タイトル2冠)
2012年: (23歳)十段、本因坊、碁聖、王座、天元位獲得(タイトル5冠)
2013年: (24歳)棋聖、本因坊、碁聖、名人、王座、天元位獲得(タイトル6冠)
2014年: (25歳)棋聖、本因坊、棋聖、名人位獲得(タイトル4冠)
2015年: (26歳)棋聖、本因坊、碁聖、名人、王座、天元位獲得(タイトル6冠)
2016年: (5月で27歳)棋聖、十段を獲得で史上初の7冠達成!

(井山裕太wiki:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%95%E5%B1%B1%E8%A3%95%E5%A4%AA)

獲得賞金はどれくらいなのか?

井山裕太7冠が今までに獲得したタイトル数と優勝賞金額は

棋聖4期4500万円 18000
名人5期3300万円 16500
本因坊4期3200万円12800
王座3期1400万円 4200
天元4期1300万円 5200
碁聖4期800万円 3200
十段3期700万円 2100

(日本棋院:http://www.nihonkiin.or.jp/match/internal/)

となります。
これら全てを合わせますと、井山裕太が今までに獲得した優勝賞金の総額は・・・・・
6億2千万円となります!

ただし、これはあくまで『優勝賞金の総額』です。

例えば2010年は名人位しかタイトルを保有していませんでした。名人の優勝賞金は3300万円です。
そして、この年の井山裕太7冠の獲得賞金は5648万円です。
つまり、名人の優勝賞金以外の対局で2348万円の賞金を得ていることになります。

こういったものを色々と入れて計算するとすでに10億くらい稼いでいるのかもしれませんね。