今回紹介するのは囲碁では最も激しい戦いを作り出す『コウ』を説明したいと思います。若干ややこしく感じるかもしれませんが、何事もなれですよ。

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目次

コウってどんな状況?

『コウ』というのは、交互に一つの石を取り合う行為です。

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例えばこういった形があります。

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白が黒石を1目とりました。

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黒が取り返しました。

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さらに、白が取り返しました。

無限ループですね。このように1つの石を取り合っていては永遠に対局は進みません

このような困った状況を回避するためにつくられたのがコウのルールです。

【ルール】コウの場合、すぐに取り返してはいけない!

一目を取り合う『コウ』が発生してしまった場合、ルールとして
『相手が一目とった場合すぐに取り返してはいけない』
『一手別の場所に打った後なら取り返してもよい』
ということになっています。

何だか言葉にしてしまうとややこしく聞こえてしまいますよね。ま~、平たく言えば『一回別の場所に打って取り返してください』ってことです。

何度か対局で経験すれば簡単に理解できますよ。

コウはコンピュータも苦手なんです

長年、コンピュータが人間に勝てずにいました。コンピュータにとっての最大の難関となっているのが『コウ』なんです。私も含めて、人間でも苦手だと感じる人が多いです。

逆に『コウは得意です。大好きです。』って人もいます。こういった人は囲碁は強くなる傾向にあるようです。

強くなりたい方はコウを研究してみるのも面白いかもしれませんよ。

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実践的なコウ

では、どういったパターンでコウガ発生するのか、一例をあげます。

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こういった形があったとします。眼が3つあるように見えますが、1つは欠けてますので2つということになります。

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しかし、白に1目とられてしまったらどうなりましたか?

何と、欠けてしまったので眼は1つしかありません。隅の黒石は全て死んでしまっているということになります。

このままでは黒石が沢山死んでしまいます。黒にとっては大事件です。

黒が生きるにはどうすればいいのか?

まさに『コウ争い』に勝たなければいけなくなります。

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まずは1目取り返します。

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その後、チャンスがあればしっかりとコウの場所を潰します。このようにすれば、黒は眼が2つありますので生きているということになります。

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逆に、このように白からコウを無くされてしまったら黒は全滅です。

あとがき

負けている時に『コウ』を発生させることができれば一発大逆転が可能です。野球でいえば『9回3点差、ノーアウト満塁のチャンスが訪れた!』ってくらいの状況です。

実はコウってめちゃくちゃ面白いんですよ。

囲碁で最も激しい戦いを生み出す『コウ』。色々なパターンがありますので、皆さんも色々と試してみましょうね。

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