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2016年3月13日、3連勝で勝利を確定させた囲碁ソフト『アルファ碁』と『李世ドル9段』の第4局目の対局が行われました。

結果は、イセドル9段の勝利! 第4局目にして初めての勝利を収めました!

圧倒的な力を見せつけるアルファ碁に対して何とか一勝をと世界中の囲碁ファンが期待していたと思います。イセドル9段としても一安心といったところでしょうね。




【第4局】アルファ碁と李世ドルの棋譜データ

黒: アルファ碁
白: 李世ドル

持ち時間2時間、秒読み一手60秒

結果: 白:イセドル9段の180手中押し勝ち

勝った李世ドルのコメント

ひと勝負に勝っただけでこのように祝いを受けるとは思わなかった(笑)。
今回の対局をする前に私が4-1あるいは5-0で勝利をする事と話した。
事実私が3-0で先んじてひと勝負を敗れたと仮定するならば、とても痛かっただろう。
かえって3連敗にあって勝利したのでこのようにうれしい事はない。
この喜びは今までに何とも、そして今後も何とも代えがたいものだろう。
本当にうれしい。
皆さんの応援のおかげで今日ひと勝負でも勝った事ではないかと考える。
感謝申し上げる。

ひとまずAlphaGoが露出させた弱点は二つある
基本的に白番よりは黒番を大変とするのではないかと思う。
今日予想できない手が出てきた時一種のバグ形態で数手進行された。
考えることが出来なかった手に対する対応力が落ちる。
白よりは黒を難しがるという点もAlphaGoの弱点だ。

三連敗は国内対局のプレッシャーが大きな問題ではない。
基本的に私の実力が不足が原因。

衝撃が最初からなかったとは申し上げることができないが、
対局を中断する状態ではなかった(笑)。
もちろん結果が良くなかったためにそのような話が出てくるようだ。
そこまで大きいダメージを受けた事ではなかったと申し上げる。

最後の5局では黒番で勝ってみたい。
白番で勝つことよりは黒番で勝つ方がさらに値打ちがあるので
最後の5局は黒番で打ちたい。グーグルに提案する。

白78のワリコミは私は実際簡単な手だと考えた(笑)。
だが思ったより難しくて今回また負けるのではないかと思った。
その手を打った理由はそこしか打つところがなかったためだ。
その手以外はない手であった。そのように称賛を受けてかえって戸惑う。




対局日程

第一局目: 3月 9日(水)・・・アルファ碁の勝利
第二局目: 3月10日(木)・・・アルファ碁の2連勝
第三局目: 3月12日(土)・・・アルファ碁の3連勝
第四局目: 3月13日(日)・・・イセドル9段の勝利
第五局目: 3月15日(火)・・・アルファ碁の4勝目

(関連データ)アルファ碁と欧州チャンピオンの5局

アルファ碁と欧州チャンピオンが対局し、アルファ碁が5戦全勝した時の棋譜です。
欧州チャンピオンに勝ったAlphaGoの棋譜を紹介(5局)

あとがき

今回も序盤からアルファ碁の有利な展開で進んでいるようにも思えましたが中央の戦いから少しおかしくなってきたように思えます。白78がアルファ碁にとっても判断しきれなかったのかもしれません。

以降、アルファ碁は右辺や左下で変な手を打ってくるなど混迷を極めました。負けていると判断するとおかしくなってくるという話なので、事実上のバグが発生してしまったのかもしれませんね。

何にしても、人間にとっては念願の初勝利です! イセドル9段には今日明日はしっかり休んで、15日の最終戦も頑張ってもらいたいですね!