現在、囲碁のコミは『6目半』となっている。
昔は5目半でありながら6目半に変わってしまったのは、
プロの対局において
黒の勝率が白を持ったときよりも良いことが理由にあげられている。
(他に中国や韓国が6目半になったからとも聞いたような~)

しかしホントにこれでいいのだろうか・・・・、私はこう思う。
人間なんてものは、その時の気分、感情などに左右されたりする。
また『黒が得意だ~』と思っている人もいれば
『白のほうがいいな~』と思っている人もいる。

つまり得意であると思い込んでいるものを持てれば
必然と勝率も上がったりするものなんです。
このような状況にてコミを6目半と決めてよいものか・・・と。

そこで私は考えた。
『もし感情のない同レベルの者が対局をおこなった場合、コミは6目半なのだろうか?』
こうしてソフト使用による感情なき真実のコミを調べる実験が始まった~!




真実のコミを検証する

検証方法

囲碁ソフト
・『Copylight(C)2001マグノリア(以下2001)』
・『AI囲碁2003II(以下2003)』
の2つを使用し実験を行う。
人間どうしが打ち合えば必然と感情が影響してしまうため
感情がまったく影響しない『ソフトVSソフト』の対局とする。
対局の際、初手は右上『星』とする。

テスト1

まずは2つのソフトの差がどれほどのものか調べる。
『2001』(黒)VS『2003』(白)の対局。結果は白2003の16目半勝ち。
『2003』(黒)VS『2001』(白)の対局。結果は黒2003の18目半勝ち。
よって黒を持っても白を持っても2003の方が強いと言うことがわかる。

テスト2

棋力差が置石2目ほどであると感じたため2子置きでの対局もおこなった。
『2001』(黒)VS『2003』(白)の2子置き。
結果は白2003の2目半勝ち。
よって2子置きでも2003の方が若干強いことがわかる。

テスト3

今回のメインである同じソフト同士の対局を行う。
『2001』(黒)VS『2001』(白)の対局。結果は黒の2目半勝ち。
『2003』(黒)VS『2003』(白)の対局。結果は白の2目半勝ち。
よって同じソフト同士での互い戦(コミ6目半)においては
2001では黒有利、2003では白有利であることがわかる。

結論

・テスト1、2により2003は2001よりも2子ほど強いことがわかる。
・テスト3により互い戦はソフト2001は黒有利、ソフト2003は白有利とわかる。

よって今回の検証によりコミ6目半
『棋力が低い場合は少なくて良い』
『棋力が高い場合は多い方が良い』
という風に考えることができるわけです。

現状のコミは『プロ棋士』を規準とし『6目半』となっています。
そうなりますと、アマチュアのコミは
『5目半以下の方がよい』と言えるように思います。

また、プロの世界の強さが今よりも上がっていくとするなら
コミの数も増えていくと考えられるのかもしれませんね~。

(2008/02/19掲載 真実のコミを探求 より)